ライヴ報告:『秋の関西ちょこっとツアー』を終えて・後編:「チェンノガット」(@大阪・茨木市)でのライヴ

2023年10月20日(金)~22日(日)の『秋の関西ちょこっとツアー』のご報告です。

今回は前回の前編からの続き、後編となります。

この後編では、主に、大阪・茨木市は総持寺に在ります「歌メシカフェ『チェンノガット』」さんで催された『歌奏風月』と題したライヴ、これのご報告をさせてもらいます。

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《6.再会とプライベート・ライヴ?》

10月20日(金)の「Pick」(@奈良市)さんでのライヴを楽しく楽しく終えて、その翌日の21日(土)は京都へ向けて移動。

午前11時半過ぎ。JR奈良駅から、みやこ路・快速に乗車。

京都で再会を果たしたい、その人のところへと急いだ。

 

後編は、このあたりの話から続けさせてもらうことに。

(*恐縮ながら、『秋の関西ちょこっとツアー』に至った経緯等については前編の冒頭に記しました。後編ではこれらの事柄について省かせてもらいます。)

 

この日の京都はやや風が強いものの晴天の空が拡がっていた。

午後1時頃。再会を願っていたその人(以後Aさんと記す)と、無事に再会を果たした。Aさんは私が関西方面でライヴ活動をするにあたってその輪を広げてくれた人の一人だ。

尚、Aさんにとって今回の私との再会は極めてプライベートな時間での事なので、ここに詳細を書き記すことはできない。このこと、読者の皆様にはどうかご容赦願いたい。

兎にも角にも、先ずは、Aさんがお元気にされている様子に、ひと安心した。

それからは、Aさんとたいへん仲の良い4人の方たちも加わって、互いに近況を報告し合いながら世間話などをしては1時間半ほどの時間を過ごした。

途中、25分ほどの時間をいただいて、5人を前に生音ミニライヴ的にプライベート・ライヴ?とでも言えばよいだろうか、3曲を披露させてもらった。

とても喜んでいただいて、むしろ、私の方がこれに恐縮するほどで有り難かった。

そんな次第で、後ろ髪を引かれる思いもありつつ、またの再会を互いに約束し合って、ここを離れた。

 

《7.またもや早速カラオケ店へ》

「さぁ、気持ちを切り替えて、翌日のチェンノガットでのライヴに備えよう」

と、何度、胸裡のそこで呟いたことか。

 

午後3時頃。阪急京都本線の大宮駅まで移動、そこで下車。

そこへは何をしに?

ツアー初日、JR奈良駅に到着したその直後にしたことと同じだ。

カラオケ店(ここも「ジャ○カラ」)へと寄って予約をする。

この日については午後6時~午後8時の2時間を予約。ついでに翌日の分も予約した。

前編でも記した通り…カラオケ店では、主にはボイトレを行うことが目的。曲練習をするときはボイトレ後に30分ほど空けてから行う。現在、私が行っているボイトレはフースラー・メソッドとゴルジャ・メソッドを併用したもので、5部に分けてそれぞれの間で5分~7分の休憩を摂りながら全体を通して1時間と少しを掛けて行う。これをほぼ毎日続けている。…って、オジさんにはケアが必要で、これがホント大切なのよぉ。

 (*ボイトレとは、ボイストレーニングのこと)

 

カラオケ店で予約を済ませると、阪急京都本線の烏丸駅近くの宿へと向かった。

カラオケ店を予約したその時刻までの間は、宿でゆっくりと身体を休ませた。

 

《8.平岡登志夫さんのこと》

10月22日(日)は、穏やかな晴天の日となった。

午後3時半に予約したカラオケ店のそれまでは午前午後ともに宿の周辺を散策したり、ここでもまた「スター○ックス」へと寄ってホットコーヒーを一杯いただいたりして、のんびりと過ごした。

カラオケ店は午後3時半から午後5時までを取ったのだけれど、実際にはボイトレだけをして、少し早めの午後4時45分頃にはそこを出た。

この日に出演する「チェンノガット」さんへは、オープンの午後6時頃に入ることになっている。カラオケ店からは阪急京都本線これ一本で大宮駅から総持寺駅へと向かえばいい。準急と各駅を乗り継いで約30分、総持寺駅からは徒歩で10分と掛からない。

 

少し早めに出たのには、一寸した、いや、大切な理由があった。

途中の高槻市駅で一旦下車したかったのだ。

準急で高槻市駅まで行くと、そこで降りた。

高槻市駅前の通りの脇に少し広く空いた場所がある。そこへと足を進め立った。

8年前、平岡登志夫さんと初めて会った場所だ。

この日に出演する「チェンノガット」さん、その店主でありアーティストのテルマエ立川さんとの縁を繋いでくれた人、それが、平岡登志夫さん、だ。

平岡さんは、ギターイスト。昨年6月に、突然、この世を去ってしまわれた。

 

8年前に、ある人の紹介で平岡さんのところへ。

会って間もなく、オーディションの如く平岡さんの前で30分ほどのライヴを披露することになった私。

冷ややかに眺めているかと想いきや、平岡さんは、私、愛間純人の音楽をとても気に入ってくださったのだった。

そしてその直ぐ翌日ことだ。これはたまたまだったのだけれど、近くで大きな音楽イベントがあって、そこで平岡さんが少々ムチャをしたのだ。なんと、私をそこへと飛び入り参加させた。で、このときの音楽イベントの主催者が、テルマエ立川さん、だったというわけ。

以来、関西を訪れたときは、時折、平岡さんのご自宅に泊めていただくことも。食事までご用意くださることも度々で。ホント、平岡さんにはたいへんお世話になったのだ。

5年前には「チェンノガット」で、平岡さんが組むユニット「おもちゃ箱」と、そのお仲間のアーティストさんたち、そして、テルマエ立川さん、こうした皆さんと一緒にライヴをさせてもらった。しかしながら、平岡さんとは、5年前のこれが最後となってしまった。

今回、私が「チェンノガット」さんへと寄せてもらうこれには、平岡さん追悼の、その意味もあったからで、高槻市駅で途中下車したのも、平岡さんと初めて会った高槻市駅前のその広く空いた場所へ行って、平岡さんへの黙祷を捧げるためで、ま、そういった目的も今回のツアーにはあったということなのだよね。

 

《9.チェンノガットでのライヴ》

午後6時ほぼ丁度に「チェンノガット」さんへ到着。

大阪・茨木市の総持寺に在る「歌メシカフェ『チェンノガット』」さんでは、この日の『歌奏風月』と題したライヴに出演させてもらった。

店主のテルマエ立川さんと出演者の皆さんに挨拶をしているうちに、ライヴのスタート時刻に。

午後6時20分、予定通りに、が、やや慌ただしくもあるなかライヴは始まった。

 

この日の出演者および出演順は以下の通り。

1.テルマエ立川さん

2.Norimasaさん

3.マレさん

4.Take-Cさん

5.netaro51さん

6.Moko & Harrisさん

7.愛間純人

 

1番手は、「チェンノガット」店主の、テルマエ立川さん。

出演者皆の紹介を含めて、楽しいトークを絡めながら場を温め盛り上げていく。

がっつりとフォークロック調のオリジナル曲を並べて、パワフルな歌声とギター(アコギ)を鳴らしまくっては3曲を披露してくれた。

(*アコギ=アコースティック・ギターの略)

店主であるからというのもあって、他の出演者や東京から来た私にも、時間をたっぷりと、との配慮からなのだろう、テルマエ立川さんのライヴは20分ほどで終了。

いや、店主という立場だけではないな。テルマエ立川さんというこの人自体が、気遣いの人、なのだ。とても丁寧に人と接して関わっていらっしゃる。

でも、もう少し聴きたかったなぁ、というのが私の率直な感想。

 

2番手は、Norimasaさん。

歌とそこにウクレレ(中型)を伴っての演奏。

世間が"コロナ渦”の最中、自粛の時間を活かそうと始めたウクレレだそうで。それで、始めて間もないことをしきりに恐縮しながらライヴを進行されていたのだけれど。

いやいや、どうしてどうして、ウクレレ演奏も、オリジナル曲も、これを歌う歌唱の力も、確りと整っているように感じられた。ライヴの経験は実際に浅いのかも知れないけれど、余程音楽が好きで、沢山の音楽を聴いていらっしゃる、そういうことなのではないだろうか。

人柄とともに優しさの溢れるライヴに思えた。

 

3番手は、マレさん。

身体中のエネルギーを歌声のそこに乗せては、その歌声を力強く放ちながらピアノ(キーボード)とともに聴く者へと届けてくれる、そんな印象だ。

皆がよく知っているであろう曲をカバーして、色々と聴かせてくれた。が、私にはマレさんのオリジナル曲が一番に心の内に染み入ってきたようで、とても心地好い気分でこれを聴かせてもらった。

決して気取らず、絶えず明るい雰囲気が…それはマレさんの人柄からなのか…終始保たれたライヴで楽しくもあった。

ライヴ全体が終了してからのこと、マレさんが私に話かけてきた。マレさんも平岡登志夫さんと一緒に音楽をされていた時期があったそうで、突然に亡くなられた平岡さんのことを哀しまれていて、が、懐かしくある思い出も語ってくださった。

 

4番手は、 Take-Cさん。

先ずは、声量たっぷりに気持ちを込めて歌い上げる、といった印象。

が、歌詞によってはその声量の具合を繊細にコントロールして、たいへん表情の豊かな歌唱をギター(アコギ)とともに聴かせてくれた。

生活の身近なところから社会全般に渡る事柄を題材に、これらをオリジナル曲にして披露。

恐縮ながら、メロディの動きや曲調が私のと似たところもあって…歌詞のつくりは異なるけれど…、個人的には心地好く安心感をもって聴かせてもらった。

 

5番手は、netaro51さん。

この方、おちゃらけていそうで、いや、確りとした歌とギター(アコギ)のテクニックを身に付けていらっしゃるな、と思った。

ライヴってこうでなければ、と思わせてくれるようなライヴだった。自然体そのままのようで在りながら、そこには確りとしたテクニックがきちんと伴っていて、なんと言っても、ライヴ進行のこれが終始愉快で面白い。

たいへん好い(良い)ライヴに出会えた、と思える一時を過ごさせてもらった。

 

6番手は、Moko & Harrisさん。

奈良からいらした、とのこと。

Mokoさんがヴォーカルとボンゴを担当。Harrisさんが沖縄の三線とギター(アコギ)を担当。

前半は、沖縄に因んだ曲を披露。Harrisさんの三線の演奏にMokoさんの綺麗で優しげな歌声が乗っかって、ぅん~、なんとも好いのだなぁ~。

後半は、Harrisさんがギターに持ち替えての演奏。すると、フォーク調といった要素もありながらポップさも感じる演奏に変化。Mokoさんの綺麗で優しげな歌声が更に活かされて届いてくる、そんなふうに聴かせてもらった。

お二人の、ほんのり温かいライヴに、感謝したい気持ちになった。

 

と、ここまで、各出演者のライヴから感じたものを私なりの感想として言葉にして並べてはみたものの、毎度のこと、言い尽くせてはいない、また正確さにも精確さにも欠けている。このことを是非ともご理解いただきたく思う。音楽やアートのこれを言葉で述べるのは難しいねぇ~。

 

7番手は、私。

いつもの通り、オリジナル曲だけを披露。

「心にある足」、「ねじれの位置」、「桜、夢色」、「届けるもの」、「やさしい雨」の5曲を、歌とギター(アコギ)とで奏で披露させてもらった。

テルマエ立川さんとのご縁、平岡登志夫さんのこと、他には私が住む東京の田舎方面の話など、これらをトークに交えながらライヴを進行。ちょっと喋りすぎたか?少し長めの45分のライヴとなった。

ところが、アンコールのリクエスト。

有り難い、でも何も用意していない。

で、少々慌てながら始めた曲は、「朝陽は空色を変えて」。

結局、6曲を披露、55分ほどの時間をいただいた恰好となった。

有り難く、本当に有り難く、ライヴを終了。

この日も、この日にしかない、楽しく、好き(よき)ライヴの一夜を過ごさせてもらった。

 

午後11時を少し過ぎていた。

午後11時25分頃の電車に乗らないと宿へは戻れないのだけれど。

注文しておいたコーヒーと量も具もたっぷりのチェンノガット・ピラフをいただき、これを平らげた。

美味しかった、が、その感想も伝えずに急ぐ私。

着替えを済ませて荷物をまとめると、慌ただしく「チェンノガット」をあとにした。

 

で、最寄り駅の総持寺駅までを全力で走りながら思ったのだよ。本来、テルマエ立川さんや出演者の皆さん、店内にいらした皆さんには、丁寧にお礼や感謝の言葉を述べるべきで、それを「ありがとうございました」の一言だけを伝えるだけになってしまい、礼を欠いたな、申し訳なかったな、と。

そして、総持寺駅では、電車が来るまでに5分ほどの余裕があった。

ほら、慌て過ぎじゃん。

 

だから、この場で以て…

この日「チェンノガット」に居合わせた皆様へ、感謝。

出演者の皆様へ、感謝。

そして、色々にお気遣いくださりお世話になりました、テルマエ立川さんへ、感謝。

皆様、本当にありがとうございました。

 

《10.ちょこっとツアーを終えて》

前編も、後編も、「楽しかった」、「好い(よい)ライヴの一夜を過ごさせてもらった」といった文を記した。

もちろん、実際にそうであったからね。

が、反省すべき事柄も様々に色々とある。何かしら物事のそれに挑み行動を起こせば、反省ごともそこに付いてくるのは当然だ。

挑み、試みて、行動を起こして、でも、これだけでは経験とはならない。

楽しかったことも、嬉しかったことも、好いと思ったことも、悔しく思ったことも、足りていないと感じたことも、全部を振り返り省みてこそ、これが経験へと繋がっていく、そう思うのだ。

 

いや、振り返り省みたからって、大抵は、正解も答えも得られないよ。

でも、次に挑んでみたいことや、次に試したいことの、こんなことあんなことが湧いてくるのだよね。

答えも正解も分からないから、湧いてくるこんなことあんなことを次にまた実際に挑んで試して行動に起こしてみるのだ。これを積み重ねているうちに、ふと気付くと、この積み重ねてきたものがいつのまにか経験というものに換わっていて、自身を助けてくれることさえある。

こんな具合にして経験は何かしら自身を成長させてくれるわけで、還暦を少し過ぎたオジさんはこんなことを感じて居られるのが面白くて音楽活動・ライヴ活動を続けている。

おそらく、音楽のこれ自体に意味はない。人生のこれ自体にも意味はない。だから、そこの意味を知ることを求めようとは思わない。

そうねぇ、正解も答えもない、分からないから挑み試し続けている、ってだけかも。

ま、でも、結局は面白い、のだ。

 

前編の冒頭に記した通り、高齢の母を見守りながらの生活は今後も続く。だから、これからの音楽活動・ライヴ活動をどう進めていくかのこれは、加減の良い具合のところを探りながら見出していく外ない。直ぐさま明確なことは申し上げられない。

それでも、音楽活動・ライヴ活動を続けていく、これだけはハッキリとしている。

(*週後半の、都内での生音ミニライヴはコンスタントに続けていくことができそうです。)

 

「秋の関西ちょこっとツアー」を終えた今、あらためて、この機会を通じて出会った人に、この機会のそこに居合わせた人に、この機会の実現にご尽力いただいた人に、この機会を与えてくれた全ての物事に、深く、深く、感謝する。

本当に、ありがとうございました。

 

*ライヴ案内は、「チェンノガット」の店主でアーティストの、テルマエ立川さんが作成したものです。

*ライヴ中の写真は、同日出演者のNorimasaさんが撮ってくださいました。

 

 

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コメント: 3
  • #1

    テルマエ 立川 (火曜日, 31 10月 2023 15:04)

    愛間さん、ツアー本当にお疲れ様でした(^_^)m(_ _)m
    愛間さんのライブは何故かいつも感動がこみ上げて来ます�
    言葉で言い表せないですが心で味わう感じです�
    きっと平岡さんはそのあたりを本能と心でしっかり聴いておられたのだと思います。
    今回も愛間さんを聴けて本当に良かったです���
    人生は短いですが、至福の時間を本当にありがとうございましたm(_ _)mm(_ _)m

  • #2

    Norimasa〟 (火曜日, 31 10月 2023 15:05)

    チェンノガットでご一緒できて本当に嬉しかったです。
    あの日は、お店自体初めて伺いましたし、演者さんもお店を紹介してくださったMoko&Harrisさん以外は全て初めての方々ばかりで、とても緊張しながらの来店でした。
    しかも投げ銭と言うシステムも初めてで、てっきり自分の飲食代プラスお店へのチップを併せてあのミニバケツに入れるものだと思っていました�
    みなさんそれぞれ個性ある素敵なステージでしたが、愛間さんのステージは、弾き語りと言うより、一曲一曲が物語を見ているかのような華麗だけれども繊細な動きのパフォーマンスで素晴らしかったです。また、曲ごとに観客への敬意を込めた挨拶も、すごいなと思いました。
    もともと旅は好きですので、東京に伺った際にお会いできたら嬉しいです☺️

  • #3

    愛間純人 (水曜日, 01 11月 2023 14:16)

    >テルマエ立川 様
    コメントありがとうございます。
    「チェンノガット」でのライヴに際しての、テルマエ立川さんの丁寧な気遣いには感謝、感謝。
    本当に、本当にお世話になりました。
    平岡さんが繋いでくれたテルマエ立川さんとのご縁、今後も大切にしていきたいと思っています。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。
    >Norimasa 様
    コメント褒めすぎです。恐れ入ります。
    Norimasaさんのライヴも心温まるものでした。
    ウクレレもよい響きでしたねぇ。
    それっと、写真ありがとうございました。こうして使わせていただいております。助かりました。
    また、大阪か東京かで再会できればと思っています。
    どうかお元気で!